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宗教の話で思い出したことがある。 古代仏教において、女性は聖域において拒絶されていたって話。 と言うのも、古代仏教において女性は差別され続けたってことだね。 それが鎌倉時代になって、女性往生論が出てきた。 それを説いて布教したのが、聖、上人、沙弥と呼ばれる人だったんだが、実はこの人達は比叡山延暦寺をはじめとする古代仏教の聖域内の厳しい修行と学問に耐え得なかった落第坊主だったと言うんだよね。 この聖域を去った聖、上人、沙弥は聖域を出たけれど、生きていかなければならない。 だけど、この人達は落第坊主だから、巷に出たはいいが民衆を、教義、つまり論理で説けるほどの哲学を身につけていなかったというんだ。 で、何をしたかというと論理で布教するんではなく、成仏・往生したと言う言い伝え、つまり伝記によって行ったと言うんだよ。 つまり、「論より証拠」ってわけだね。 その題材として使われたのが、「日本往生極楽記」を源流とする数々の往生伝・ご利益譚だったと言うんだよねぇ つまり、悪人正機なんかでも説いていることだが、「女性こそ救われるべき」と言う教えなんだね。 というのも、「生きていくためには女性を信者にしなければならなかった」ということらしい。 で、こうして生まれたのが鎌倉仏教だそうだ。 だからと言って、「なんだ」ってことじゃないんだが、ちょっと思い出したので昔の資料を持ちだして見ただけ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
だけど、この資料は結構分厚い。 まじめに勉強してたんだなぁ・・・・ でも、宗教を勉強していたんじゃなくて、お茶と生花の歴史を勉強していただけなんだけどねぇ
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21:16, Tuesday, Nov 07, 2023 ¦ 固定リンク
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