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2023年 9月4日
一般的に血圧は右腕で測定するがこれには理由がある。
身体の構造上、右腕で測った方が血圧は多少高く出るだけでなく、右腕の方が高いことが臨床データとしても多く、一番高い数値を知ることでリスクを配慮できるためだそうだ。
高齢になると血圧は高くなるが、高齢者の場合収縮期血圧を120mmHg未満だったり、あるいは拡張期血圧を60mmHg未満に低下させると、かえって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすく なることが指摘されている。
そのため、糖尿病や腎障害を合併していないお年寄りでは、血圧が 125〜139/65〜85mmHgの範囲に収まっていれば理想的だとされている。
だが、動脈は歳をとるほど硬く、細くなる。
だれでも血液の流れが悪くなる。
そのままでは大切な脳に十分な血液が届かないから、人体は心臓が強く打つよう自己調整して血圧を上げて、脳への血流を確保しようとする。
なので、かつては年齢プラス90〜100という高血圧基準はとても理にかなっていたのだそうだ。
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10:12, Monday, Sep 04, 2023 ¦ 固定リンク
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